2015年6月6日土曜日

シェルを洗う。

そろそろシェルの手入れをしてやらねば。
本来ならば「山から帰ったら洗う」が基本らしいのだが、ずくが足りてなかったようだ。



気にはなっていたので、NIKWAXは用意しておいた。


さて今回メンテナンスしてやるのは、アウターのハードシェル、ソフトシェルたち5着。さらに撥水処理では街着のウインドシェル2着、パンツ4本、ゲイター、グローブも手入れしておこう。



 
Myriad Jacket/Rab
ポーラテック・ネオシェル素材でストレッチ性が良く、とにかく動きやすい。シャカシャカごわごわせず、手触りもやわらか。実測385グラムで、冬用のアウターとしては軽い方だろう。フードの作りとかフェイス側の覆い具合とか絶妙で、お気に入りのジャケット。




OCTANE STRETCH JACKET/Berghaus
2、3年前に軽量のサマージャケットを探していて、手頃感もあったので購入。「AQ2.5ファブリック」というのはポリウレタンコーティング系の素材らしい。透湿性などスペック的なことは不明だが、8年ぐらい前のゴアよりは蒸れ感が無い。梅雨時の雨天高温里山ハイクでは蒸れを感じたことがあるが、あたりまえだ。薄くデリケートな感じのするファブリックだが、タフでハードな使用を考えていなかったから、これはこれで結構満足。カタログ重量は297グラム。




STRETCH ARMSTRONG JACKET/Marmot
もう何年着ているのか、真っ赤なジャケット。冗談で「マイケルがあのヴィデオの中で着てたやつさ!」って。いまでは現役を退いて部屋の壁面に吊るされている。ときどき、冬の散歩や野遊びに連れ出してあげるぐらいか。メンブレンではなくMarmot社オリジナルの「テックグリッド」という生地そのものに防水透湿性を持たせてるように理解しているけど、間違ってたらごめんなさい。




Exodus Jacket/Rab
Matrix DWS という素材らしいのだが、とにかく蒸れない。このソフトシェル、通気性最高。信州の冬は雨が降らないから僕は雨対策をしない。で、氷点下の空の下、Exodus Jacketなら蒸れないから行動中ずっと着ていられる。仮に汗が出始めても、ジッパーをちょいと弄ればすぐに逃げてくれる。もともとスノー用に作られたらしいからそこそこ重量があるが、着たままなので気にもならない。もう一着欲しいぐらい、僕にはもう手放せないジャケット。




Jorasse II SS JACKET/Berghaus
とくに防風とかを謳ったジャケットではなく、想像だがトレッキングやサイクリングなどの軽めのアクティビティ向けに想定されたソフトシェルと受け止めている。もっぱら秋から春の街着、野遊びの友に使用。


おっと。ゴアが一着もねえじゃねえかw





洗濯機に温水を貯めておく。今回パンツ類は洗わないが、ジャケット5着を洗うから36リットルとした。NIKWAXのテックウオッシュは指定量の200ml。




洗濯槽は回さず、全体を混ぜるように両手でざぶざぶ、このまま洗剤に漬け置きする。30分ほど放置したのち、汚れの少ないジャケットから手洗いを始める。



手のひらで撫でるように全体を洗う。手首回りなど汚れていそうな箇所は念入りに。5着全部を洗うと洗剤入の湯がだいぶ汚れた。



盥(たらい)でゆすぎを行っている間、パンツ類から撥水処理に掛ける。温水にTX.DIRECT WASH-INを150ml、これでジャケットもぜんぶ処理してやれ。




ジャケット類はゆすいだ後、2、3着ずつTX.DIRECT WASH-INに浸す。おおむね30分以上。ていねいに、中の空気をもみ出す感じで撥水剤を行き渡らせる。まんべんなく、丁寧に。

上に掲げた5着のほか、Marmotとmont-bellのウインドシェルを2着も同じように撥水処理を行う。



浸した後、軽くゆすいで、ただし脱水は行わず外干しへ。ぼたぼたしずくが垂れてくるが....。



だいたい乾いたところで大きなバッグに放り込み、コインランドリーへ向う。目的は乾燥ではなく、熱による撥水効果の定着だとか。たしかにfinetrackのストームゴージュアルパインパンツも、アイロン掛けすると弾く弾く。乾燥機は温度設定を低い方にしてから、100円ひとつで10分間の乾燥処理。



ハンガーに掛けて残った熱と湿気を逃がしてやる。どのジャケットも、やたらなめらかでしなやかなファブリックの手触りが甦っている。ためしに、Myriad Jacketに水滴を垂らしてみると....


おおおお。

え? 秋まで休ませてくれ? 
莫迦を云うな、あした稜線まで連れてってやる。







2 件のコメント:

  1. なんだ、言ってくれれば私のシェルも一緒に洗ってもらったのに.....
    で?どこの稜線行ったの?まさかあの子と?いいなぁ~~~~

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    1. 團長。だめです。
      團長のシェルは洗ってあげません。
      可愛いあの娘は、単独で南に出掛けてました。
       
      そしておいらは、常念一の沢の真っ暗な林道を走行中、
      突然ヘッドライトが消える、という悪夢のような事態!
      いや、悪夢そのもの....

      今年の恐怖体験として北穂沢上の雪壁のトラバースを凌ぐ、
      それこそガクブルの玉ヒュんアクシデントに泣いていました。
      いまからバイク屋行って部品受け取ってきます。

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