僕は「食べる」ということに関して、妥協ができない。
たとえば2016年の2月15日の昼飯というものは、僕の人生でたった一度しか経験できない重要な昼飯であって、何か他のものに置き換えるということは絶対に、有り得ない。良く考えて欲しい。2月15日の昼飯は2月16日の昼飯じゃない。完全に異なる経験なんだ。だから朝飯であれ晩飯であれ、飲んだ後の締めであれ、メシというモノ・コトを決しておろそかにしてはならない。
昨年末に入院したことは、以前にも書いた。
こんな僕にとって、入院中の「絶食」という経験は、人生そのものを否定されるような重みがあった。だって僕は、生きるために食べるんじゃない。食べるために生きてるんだ。永遠に失われてしまった僕の食事。永遠に取り返すことのできない朝飯と昼飯、そして晩飯。そう思うと、安易に百均タッパーをランチボックスに使っていた自分が、情けなくなった。
失われた飯を求めて、僕はランチボックスを買い替えた。
見よ。
まるで溢れんばかりに盛り上がったおかず。
このランチボックス、DOMEというコンセプトに、瞬殺された。
山は高きが故に尊からず、とは云うが、飯の盛り方は高きが故に尊い。大きなどんぶりに、滝谷のドームのように盛るのが正しいと、僕は主張してきた。
だから、昼飯の弁当の盛り方も、同じく高くなければならないはずだ。
ご飯を目一杯敷き詰めて尚、上部空間におかずスペースを確保しているという考え方は、ランチボックスの究極の進化系なのだ。
上に掲げた状況を俯瞰して撮り直している。一見平凡な構成だが、その実力は測り知れない。手製きんぴらごぼう、庭のホウレンソウ炒め、北海道産金時豆を自分で炊いたの、信州牛切り落とし焼き、北海道産天然鮭焼き、広島産牡蛎のアヒージョ。海苔を敷いてあるので、実はこれは海苔弁なのだが。とすると、白身魚のフライが足りなかったか。
或る日。九州産高菜漬け炒め、セブンプレミアムの焼豚切り落とし芥子添え、豚バラ肉の炒め七味かけ、セブンプレミアムのウインナーソーセージ、きんぴら。
鯵フライ(総菜)、手製ハンバーグ、焼き鮭、焼きたらこ、ひじきの煮物、タコのアヒージョ、ミニトマト。
塩麹に漬けた豚バラ肉炒めマスタード添え、ソーセージ2種盛り、焼き鮭。
天ぷらは、ピーマン、エノキ、人参と玉葱。天つゆも携行。豚小間肉炒め、自家製の練り梅。
弁当を作れない日もある。
袋麺を茹でて、生玉子と刻み葱を載せて。このために仕事場にもトランギアのストーブを置いてある。
ピーマンと厚切り豚バラ肉のソテー、煮玉子、じゃこの佃煮、ベーコンの切れ端は子どもの朝ご飯の残り物。
天ぷらは、かき揚げ、海老、鶏ささみ、芋。厚切り豚の塩麹漬けのソテー。自家菜園の野沢菜漬け、じゃこ佃煮。自家製の梅干も。
天然鮭、目玉焼き、ソーセージマスタード添え、魚肉ソーセージ焼きにマヨ七味添え、野沢菜とじゃこ。これもおかかを忍ばせた海苔弁スタイルだ。
ピーマンと厚切り豚バラ肉エバラ黄金の味仕立て、玉子焼き、野沢菜じゃこ梅干。
天ぷらは大葉と竹輪。鯵フライ(総菜)に手製ロースカツ、高菜漬け炒め。
仕事場のデスクの引き出しには、調味料が各種揃えてある。タバスコ、醤油、八幡屋磯五郎の七味唐辛子、同じく一味唐辛子、中濃ソース、とんかつソース、チューブのマスタード、本わさび、ホワイトペッパー、マヨネーズ。この他にカプラーのスパイス袋など。
厚切り豚バラ肉炒め、カリカリ唐揚げ、マカロニ、梅干。
え? 胸焼けがする?
一度、診てもらった方が良い。
豚小間肉エバラ黄金の味仕立て、焼き鮭、からし明太子、魚肉ソーセージ、ウインナーソーセージ、高菜漬け炒め。受診は早めに。上部消化管に異常があるといけない。
を、同じお弁当箱だ(・∀・)
返信削除これ使い勝手よくてすごくいいですよね。
しかし蓋のぱっちんするところを破壊してしまい、まだ使えるが時間の問題だろなぁと弁当箱眺めながら思うのでした…。
大事に使ってくださいねー(涙
なんと! ドームナカーマでありましたか。
削除世の中には星の数ほどのランチボックスが存在するというのに
奇しくも同じドームをセレクトしてしまうとは。
こいつは「載せ弁」のためにリリースされたようなギアでありますな。
飯をささっと詰めて広げて、おかずをぽいぽいっと載せて完成。
このランチボックスが果たした省力化の総和、を想像してましたら
おそらくヨーロッパの一国のGDP相当ぐらいにはなるのかと。
ですから師匠、パッチン壊れたら、是非同じモデルに!